今回は宅建の民法が苦手な初学者におすすめする民法テキスト7選を紹介します。
今回はこういったお悩みをお答えします。
この記事を読むことで次のようなことが分かります。
- 宅建民法のテキストの選び方
- 宅建民法の初学者におすすめのテキスト7選
- 宅建民法の学習のコツ
宅建試験で民法を苦手としている宅建受験生はたくさんいますが、ぜひ今回の記事を参考にしてただいて、民法を苦手分野から得意分野に変えてみてください。
宅建民法のテキスト選び方
宅建民法のおすすめテキストを紹介する前にまずはテキストの選び方を解説しておきます。
宅建の民法テキストを選ぶときには次の5つのポイントに注意しましょう。
- テキストの読みやすさ
- 自分のレベルに合っているか
- 情報の網羅性
- 民法改正に対応しているか
それぞれを深掘りしていきます。
テキストの読みやすさ
テキストが読みやすくないと読む気になれずモチベーションが上がらないですよね。
なのでまずは書店で軽くテキストを読んでみて自分にとって読みやすいかを判断するのがおすすめです。
自分のレベルに合っているか
宅建の民法テキストはいろんな出版会社から出ていますが、各テキストによってレベルが異なります。
もしあなたが民法が苦手な場合は出来るだけ難易度の低いテキストから学習をスタートさせましょう。
この記事では難易度別におすすめの宅建民法テキストを紹介しているのでその辺りも参考になるはずです。
情報の網羅性
いくら分かりやすいテキストでもその内容が試験に出ないのであれば意味がありませんよね。
なので民法の学習をするときには一冊はきちんと情報が網羅している参考書を購入しておくことをおすすめします。
民法改正に対応しているか
2020年以降は民法改正しているので、きちんと民法改正に対応しているかは重要です。
なので2019年以前のテキストはなるべく購入しないのがおすすめです。
基本的に2020年以降に出版された書籍を購入すればこの辺りは問題ないです。
宅建民法の初学者におすすめする独学テキスト7選
※ちなみに難易度が低い順から紹介していきます。
マンガ宅建塾
『らくらく宅建塾」の漫画バージョンです。教材でらくらく宅建塾を選んだ方にはよりオススメの1冊です。
この本だけで試験問題は解けるようにはなりませんが、民法が苦手な人には漫画を使うことによってかなりイメージがしやすくなると思います。
法律を読む技術・学ぶ技術
法律を初めて学ぶ人は「法律用語がわからない」「勉強のしかたがわからない」というようなそもそもの大前提でつまずいています。
しかしこの本ではそういった基本的なことから書かれているので民法の知識が全くない!という方にオススメできる1冊です。
- タイトル通り、読む・学ぶための入門として、図も多いので読みやすく、解説も例えが豊富で分かりやすいのではないかと思います。
- 挿絵が、面白い。そして、文章も硬くなく、やわらかく、サクサクと読めて、2時間くらいで読めました。
- めちゃくちゃ面白い。一項目が基本2.3ページに納まっているので読みやすくなっている。
この1冊で宅建試験の対策ができるわけではありませんが、この本を読んでから法律を勉強するのとしないのでは、理解の早さに格段の差が出ると思います。
みんなが欲しかった! 宅建士の教科書
宅建試験の王道テキストです。
アマゾンの宅建テキストのカテゴリーで人気NO1の教材です。
- カラーや字体が豊富で、まとめ方も工夫されていて非常に分かり易いです。
- センテンス毎の説明文が短くて明快!行間広めでギッシリ系でないところも気に入りました。
- 分厚いですが、3分冊に小分けできます。「板書」の部分は手書き文字で記載されており、実際に講義を受けながら板書を見ているようで、本書のアクセントにもなっており、とっても頭に入りやすいです。
民法以外の宅建業法や法令上の制限についても分かりやすく要点がまとめられています。
「らくらく宅建塾」
イラストは他の教材に比べると少ないものの、講義を聞いているような感じでスラスラと読むことができます。
- 平坦な言葉で書いていて、どこがポイントなのか非常に分かりやすいです
- 自分は勉強&読書も全くしない人ですがこの本はあっという間に1単元を読んでしまいました。
- とても分かりやすく、よく理解できます。独学で勉強される方には良いと思います。
語呂合わせなども用意されているので、覚えるべきポイントを暗記しやすいです。
民法がわかった!
民法の初学者には大人気の民法教材です。民法が苦手すぎる!という方にオススメの1冊です。
- 分かりやすい言葉に安堵の一冊です!買って損無しの一冊ですよ!
- TACのテキストだけでは理解できないところもこの本を読めばかなり理解が深まると思います。得点アップは間違い無いと思います。
- 要点を分かりやすく解説していて見やすいです。資格取得にも、その後の参考にも役立つと感じました。
購入者の評価も高く、『分かりやすかった』、『スラスラと読める』というコメントが多数あります。
民法を全く知らない人が読んでも理解できるはずです。
山本浩司のオートマシステム
私が民法の教科書として一番オススメしている一冊です。
ただし、宅建試験であればここまで広い民法の知識は必要とされていません。
特に宅建の場合には借地借家法がメインとなるのでそれに比べるとかなり範囲が広いことが書かれています。
司法書士の勉強をする方の入門書のような一冊です。その分この3冊を読んでおけばかなり民法の知識は高まります。
- 本書は、司法書士に限らず、民法を勉強したい全ての方にオススメします。
- 問題解説が、法律の背景までわかりやすくて良かったです
- 理解して、そして楽しく勉強して、圧倒的な得点力を身につけたい方全てにオススメします
もっと民法に関する知識を高めたい!という人にはオススメの1冊です。
時間に余裕があって、プラスαで民法の知識を深めたいという方は購入してみてください。
国家試験受験のためのよくわかる民法
難易度は高めです。宅建でも使える民法の知識はありますが、行政書士や司法書士で出題されるような問題をベースにして作られています。
民法を理解するの手助けになるような1冊です。
- 一通り通読しましたが、非常に読みやすいテキストだと思いました
- 宅建の際はパターンや暗記が中心で、意味や背景を理解出来ていなかったので、理解する為の勉強に最適だと感じます。
- 行書合格後にがっつり民事法務やりたい人や司法書士を目指している人向けかな。
宅建試験では必要とされていない知識まで書かれているので、合格後も法律を使って仕事をしたい!という意識を持った方にはオススメの1冊です。
単に宅建試験に合格したい!だけの人には難易度が高くあまりオススメはできません。
宅建試験における民法の重要性
宅建試験において民法は非常に重要な分野です。
なぜなら民法は全体の50点満点のうち14点分出題されるからです。もし民法で3.4点しか取れないと宅建試験に合格する可能性は格段に落ちてしまいます。
なので最低でも民法の分野では8点以上は得点を取りたいところです。
民法の学習方法
結論、次の4つのステップで学習を進めていくのがおすすめです。
- テキストを読み込む
- 過去問や問題集を解く
- 解説を熟読する
- ノートに間違えた問題を書き残す
この4つのステップをひたすら繰り返し行えば民法の得点をUPさせることができます。
テキストを読む
この記事で紹介している民法のテキストを購入してひたすら読んでみてください。おそらく民法の感覚がつかめてくるはずです。
1冊は宅建試験のためのテキストを選んで、最低でもそれは3周は読みましょう。
過去問や問題集を解いてみる
テキストを3周以上読んだ後は問題を解いていきましょう。
インプット→アウトプットを繰り返すことが重要です。これを繰り返すことで知識が格段に伸びて来るのを感じるはずです。
解説を熟読
この解説を読んだ時が一番力がつきます。
解説を読んで新しい知識や、覚えておくべき内容にはマーカーで印をつけておくと後から見直しができるのでオススメです。
ノートに間違えた問題を書き残す
最後に間違えた問題をノートに書き残しておくのはオススメです。
これをすることでそのノートを見直せばいつでも間違えた問題を見ることができる状況を作ることができます。
通勤や通学、休憩時間など空き時間でノートを見返すことができるので苦手な部分を補強することができます。
なのでしっかりと間違えた問題をノートに書き残すようにしましょう。
民法の得点を飛躍させる方法
人に教えることによって自分の中の知識がアウトプットされ更に知識を定着させることができます。
家族でも、友達でも、1人でも構いません。学んだことを人に伝えるように言葉に出しながら説明してみてください。
どれだけ自分が理解できているのかが把握できると共に、自分が苦手な分野がどこなのかも分かるようになってきます。
間違った民法の勉強方法
条文を暗記することははっきり言って時間がもったいないです。
条文の量はものすごい量あってそれを全て覚えるとなると膨大な時間が必要になります。
よく予備校などで条文の素読を進めているところがありますが、それをするくらいなら問題を解いてみてどんな条文がよく出題されるのかを把握しておくほうが試験の得点に直結するはずです。
自分はめちゃくちゃ暗記に自信がある!という人は別ですが、私ののようにあまり覚えるのは得意ではないという人は条文の暗記はやめてひたすらテキスト、問題を繰り返しながら理解を深めていきましょう。
一番おすすめの民法の教材はフォーサイト!
今回は宅建民法の初学者におすすめする独学テキスト7選や民法の学習方法について解説してきました。
宅建試験において民法は重要ですが、学習の土台になるのがテキスト選びです。今回はいくつか市販のテキストを紹介してきましたが、私は一貫してフォーサイトの教材をおすすめしています。
なぜならフォーサイトの受講生の合格率はなんと毎年平均して70~80%を推移しているからです。つまりフォーサイト利用者のほとんどが合格をしているんです。
民法は範囲が広く、テストに出題されるポイントを抑えて学習するのが非常に大切になるので、フォーサイトを使って効率的に学習をすることをおすすめします。
フォーサイトについては下の記事で詳しくまとめているので、民法の得点を上げたい人はぜひ参考にしてみてください。