今回は宅建とビル管理士で難易度が高いのはどっち?というテーマで記事を書いていきます。
こう言った方に向けてこの記事を書きました!
この記事を最後まで読んでもらえれば次のようなことが分かります。
- 宅建とビル管理士で難易度が高いのはどっち?
- 宅建とビル管理士で合格に必要な勉強時間の目安
- 宅建とビル管理士の仕事内容の違い
宅建とビル管理士どちらかで迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
宅建とビル管理士で難易度が高いのはどっち?
宅建は受験者数が20万人を毎年超えていて、合格率は15%前後です。
一方でビル管理士の受験数は1万人前後で、合格率は17%程度になります。
そのため合格率や受験生から見るに宅建方が合格しにくく難しいということが分かります。
宅建とビル管理士で合格に必要な勉強時間の目安
結論としては、次のようになります。
①宅建:300〜400時間
②ビル管理士:100〜200時間
これはあくまでも目安の時間になりますが、平均してこのくらいの時間は合格までに必要だと言われています。
宅建とビル管理士の試験内容の違い
宅建の試験内容
宅建では以下の4つの分野が出題されます。合計点数は50点になります。
合格点数は毎年変わるのですが、30点〜37点と幅が大きいです。
科目 | 配点 |
宅建業法 | 20点 |
権利関係(民法) | 14点 |
法令上の制限 | 8点 |
税・その他 | 8点 |
ビル管理士の試験内容
ビル管理士では以下の7つの分野が出題されます。合計点数は180点になります。
65%以上の正答率で合格になります。
科目 | 配点 |
建築物衛生行政概論 | 20点 |
建築物の構造概論 | 15点 |
建築物の環境衛生 | 25点 |
空気環境の調整 | 45点 |
給水及び排水の管理 | 35点 |
清掃 | 25点 |
ねずみ、昆虫等の防除 | 15点 |
宅建とビル管理士の受験資格
宅建には受験資格はありません。なので学歴関係なく誰でも受験することができますし、過去には小学生で合格した方もいます。
一方でビル管理士試験は、2年以上の実務経験が必要になります。
実務経験の証明は特別難しくありませんが、勤めている企業に証明書類をもらう必要があります。
なのでビル管理士の場合は誰でも受験ができるわけではないというハードルがありますね。
宅建士とビル管理士の受験スケジュール
宅建は毎年10月の第3日曜日が試験日になります。
一方でビル管理士は毎年10月の第1日曜日なことが多いです。
ちなみに宅建の受験料は8200円ですが、ビル管理士は13,900円と結構割高になります、、
宅建士とビル管理士の仕事内容の違い
宅建士は不動産業において、独占業務が存在します。
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書への記名・押印
- 契約書(37条書面)への記名・押印
例えば不動産の契約においては重要事項の説明を必ず行う必要があるのですが、それをできるのは宅建の資格を持っている人だけです。
一方でビル管理士は3000㎡以上の面積(学校では8000㎡)のあるビルにおいて、建築物の衛生環境を維持するための指導や監督をするのが主な仕事になります。
どちらも不動産に関わる仕事ではありますが、業務の内容は異なりますね。
宅建とビル管理士のダブルライセンスは相性が良いのか?
ビル管理士は建物の種類によっては賃貸契約を結ぶことも仕事になります。
そういった時に宅建士の資格を持っていれば重要事項の説明もすることができ賃貸契約まで結ぶことができます。
ダブルライセンスで持っておくことで、不動産業界でのできることの幅が格段に広がるのは確かです。
宅建とビル管理士だとどちらがおすすめ?
どちらか一つを選ぶのであれば宅建の方がおすすめです。
宅建+でビル管理士の資格を取るのは良いですが1つだけなら宅建を取ることをおすすめします。
宅建とビル管理士の効率的な勉強方法
結論としては、通信講座を利用するのが最も効率的に合格を目指すことができます。
なぜなら通信講座は出題傾向を分析して必要な部分だけに絞って学習することができるからです。
宅建のおすすめの通信講座は別の記事でかなり詳しくまとめているのでぜひそちらの記事も参考にしてみてください。