今回は中卒から独学で宅建試験に7ヶ月で合格した井上さんの合格体験記を紹介します。
そんな風に悩んでいる方に読んでいただきたい記事です。
この記事を読んでいただければ次のようなことが分かります。
今回の記事で分かること
- 中卒からでも宅建に合格することができるのか?
- 実際に中卒から合格した勉強方法
- 中卒の方が宅建に合格することのメリット
今回インタビューをさせていただいた井上さんは中卒から宅建に見事合格している方なのでかなり信頼性は担保されるはずです。
中卒だから自分の学力に自信がない…という方はぜひ今回の記事を参考にしていただいて宅建合格を目指してみてください!
宅建は中卒でも取れるのか?受験資格はそもそもOK?
中卒から宅建に合格することはできるのでしょうか?
結論として可能です。なぜなら宅建試験には中卒で合格した人が過去にもたくさんいるからです。受験資格も全く問題ありません。
私の知り合いでも中卒の方で学生時代は全く勉強をしてこなかったけど、宅建に合格して不動産会社でバリバリ働いている人もいます。
中卒だから自分には無理…なんて可能性を勝手に消さないようにしてくださいね!
中卒で宅建に合格したら就職には有利なのか?
結論、中卒でも宅建に合格できたら就職にはかなり有利になります。
なぜなら、宅建の資格を持っている人には独占業務(資格を持っている人にしかできない業務)があるからです。
不動産会社に就職をしたい人は宅建を持っているというだけで有利になること間違いなしです。
なので、中卒だけど何か資格を取って人生を安定させたいと考えている方に宅建は本当におすすめの国家資格です。
宅建資格を持っている中卒の方の年収はどのくらい?
宅建士の年収は大企業の場合には600万円程度、中小企業で500万円前後といわれています。
不動産業界は学歴よりも実力の世界なので、結果を出せば中卒の方であっても1000万円以上稼ぐことは十分に可能です。
中卒の場合、独立などしなければなかなか高収入の職に就くことは難しいですが、宅建に合格できればそういった悩みを解消することもできるのです。
中卒で宅建に合格した人に実際にインタビューをしてみた
“けんた”
井上さんは元々中卒から宅建試験に合格したということなのですが、なぜ宅建試験を受験しようと思ったんですか?
“井上さん”
私は元々中卒で、工場で勤務していました。転職をしたいと思っていましたが特別なスキルもなかったので、何か資格を取得しておきたいという気持ちが強くありました。
“井上さん”
その中でも宅建を選んだ理由は、法律関係の資格に興味があり、手頃な難易度で国家資格・業務独占資格として、転職の際には戦力にもなりそうだったからです。
“けんた”
確かに宅建を持っていると転職にも有利になりますよね。
“井上さん”
はい。実はこの資格の受験を考える3年ほど前には、行政書士を狙ったことがあったのですが、複雑な試験出題範囲に挫折しました。
“井上さん”
そのまま法律関係には興味があるものの積極的な行動は取らずにいたところ、ふとした拍子に宅建の存在を知り、まずはこれにチャレンジして、合格すればステップアップしていこうと決めたこともきっかけの1つでした。
中卒から宅建に合格した勉強方法
井上さんは以下の方法で宅建試験に7ヶ月間の独学で合格したそうです。
- 4月,5月:基本テキストで基礎を固める
- 6月:合格するための情報収集をしつつ、過去問を解く
- 7月:分野別に分けて勉強
- 8月:過去問を説き続けた
- 9月:市販模試を説き始めた
- 10月:最後の見直し
これらをそれぞれ深掘りしていきます。
4月,5月はテキストで基礎固め
“けんた”
井上さんは7月間の独学で宅建試験に合格したということですが、具体的にどのように学習をしたのかを教えてもらえますか?
“井上さん”
はい。まず4月終盤になってから受験を思い立ち、とりあえずTACのテキスト「ハイパーナビ」と、U-CANの「 これだけ! 一問一答集」を購入しました。
“井上さん”
法律関係は初学者でしたので、まずは、これらの教材で基礎固めをしていきました。
1ヶ月ほど、これらの教材で悪戦苦闘した後に過去問数年分を解いたのですが、結果は惨敗でした。
“井上さん”
教材に書いてある「これだけ」と言うのはタダの宣伝文句で、しっかりと勉強しないと歯がたたないことを痛感しました。。
6月は情報収集+過去問
“けんた”
6月からはどのように勉強を進めていったのでしょうか?
“井上さん”
5月の段階で絶望を突きつけられた私は、ネットを使って情報を集めて対策を練り始めます。
合格した後から感じたことですが、この情報収集と対策こそ、宅建においては重要なステップだったようです。
“井上さん”
どのような科目が出題されるのかだけではなく、その科目のうちで狙われやすい分野、頻出論点などを分析していきました。
“井上さん”
そうですね。宅建業法が宅建では重要だと言われますが、特に宅建業に関しては自信がつきました。
7月からは分野別に分けて勉強をした
“けんた”
4月の挫折から過去問を使うことで自信が付いてきたんですね。7月はどのように学習を進められたのでしょうか?
“井上さん”
7月からは分野別に分けて学習を進めました。例えば一日を民法だけ、次の日は宅建業法だけ、そのまた次は法令による制限とその他という感じです。
“井上さん”
この形にすることで、学習範囲の論点をしっかりと覚えてから、過去問に挑戦できました。
“井上さん”
テキストなどでは補足できなかった論点があれば、それを確実にチェックするように意識はしていました。
過去問を解きながら、知らない論点が出るかどうかを見て、自分のやっている学習範囲が適切かどうかを確かめると言うわけです。
“けんた”
この段階で合格できるまでのレベルには達している感覚はありましたか?
“井上さん”
いえ、この段階でもまだ、合格点に届くレベルには達していませんでした。
過去問の中でも解けない問題があり、お恥ずかしながら挫折しかけたこともありました。
“井上さん”
そのため新しい年度の問題にチャレンジするより、今まで知識を定着させることが重要と判断し、これまでの過去問の復習に時間を掛けました。
8月は過去問を解き続けた
“けんた”
この段階で過去問はどのくらい解けるようになっていたのでしょうか?
“井上さん”
この段階では合格点ギリギリのラインを行ったり来たりしていました。
“井上さん”
ただ平成28年度の過去問に関しては一度だけ40点以上を取ることができたのでかなり自信になりましたね。
9月:市販模試を説き始めた
“けんた”
ここまで過去問を中心にした学習を進めてきましたが、9月はどのように学習をされたのでしょうか?
“井上さん”
初めて見る問題ばかりで焦りました。正直過去問で自信をつけていたのでへし折られましたね。
“井上さん”
市販模試は2冊だけで本番を迎えたのですが、もう少し解いておいてもよかったと思います。10月に関しては最終の見直しだけで特に新しいことはしませんでした。
宅建試験の合格後
“けんた”
以上の勉強方法で宅建試験に合格をすることができたんですね。合格後はどのような進路に進まれたのですか?
“井上さん”
宅建合格後は勉強に自信をつけて、行政書士試験のもう一度チャレンジをし無事に合格することができました。
“けんた”
宅建合格が足がかりになって新しい未来が拓けてきたんですね。
これから宅建試験を受験する方へメッセージ
“けんた”
これから宅建試験を受験される方に何かメッセージがあればお願いします。
“井上さん”
この試験は過去問を中心に勉強し、テキストや市販教材、市販模試で知識を補填していくと、合格点は見えてくるはずです。
“井上さん”
この試験は過去問を中心に勉強し、テキストや市販教材、市販模試で知識を補填していくと、合格点は見えてくるはずです。
“井上さん”
最初は過去問を解いても、本当に点数が取れなくて苦しい時期が続くかも知れませんが、繰り返していくとある時点で突然、苦手科目が得意になるようなことが起こりますので、諦めずに挑戦してみてください。
“井上さん”
中卒でこれまであまり勉強をしてこなかった私でも合格することができました。きっとあなたにもできるはずです。頑張ってくださいね。
中卒でも十分合格できるのが宅建試験
今回は中卒から宅建試験に合格した井上さんの勉強方法などを紹介してきました。
井上さんは宅建試験は努力がしっかりと返ってくる試験だとおっしゃっていました。努力した分だけ結果が返ってくる。
この記事を読んでいて、自分には無理かもと思っている方でもきっと合格することができます。地道にコツコツと合格に向けて努力を積み重ねていきましょう。
では最後まで読んでいただいてありがとうございました。