今回は宅建の分野別の点数配分と目標点数について解説します。
- 宅建に何点取れば合格できるのが分からない
- 宅建の分野別の点数配分を知りたい
- 分野別の目標点数を知りたい
こういった方に向けてこの記事は書きました!
この記事を読んでいただければ宅建の分野別得点配分を知ることができ、さらにどの分野でどのくらいの点数を取れば合格することができるのかが分かります。
この記事を書いている私は宅建試験に設定した目標点数をしっかりと取って合格することができているのである程度の信頼性は担保されるはずです。
この記事を参考にしていただいて宅建試験を攻略してみてください!
宅建の4つの出題分野
では大前提として宅建試験には4つの分野から出題されることを覚えておきましょう。
- 宅建業法
- 権利関係
- 法令上の制限
- 税・その他
それぞれの分野を合計して50点満点の試験なのですが、各分野の点数配分をしっかりと理解せずに勉強をスタートさせてしまうと間違った努力をしてしまう可能性があるので注意しましょう。
まずは計画を立てて、その計画を元に全力で勉強を進めていくことが大切です。
宅建分野別の点数配分は?
では宅建で出題される4つの分野の点数配分はどのようになるのでしょうか?
結論としては点数配分は次のようになります。
- 宅建業法:20点
- 権利関係:14点
- 法令上の制限:8点
- 税・その他:8点
この4つの分野の得点を全て足して合計で50点満点の試験になります。
宅建で一番点数配分が大きいのは宅建業法
上記をみてもらえれば分かりますが、宅建業法が4つの科目の中で一番点数配分が大きいです。
かつ、宅建業法はこの4つの分野の中で一番内容が簡単なので宅建に合格するためにはいかに宅建業法で高得点を取ることができるかが重要になります。
宅建業法の詳しい勉強方法については、『【宅建試験】宅建業法で高得点を取るための勉強法【最重要分野】』を参考にしてみてください。
宅建合格点の推移
では宅建試験は何点取れば合格することができるのでしょうか?
過去の宅建の合格点の推移を見てみましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
---|---|---|---|---|
平成11年 | 178,384人 | 28,277人 | 15.9% | 30点 |
平成12年 | 168,094人 | 25,928人 | 15.4% | 30点 |
平成13年 | 165,104人 | 25,203人 | 15.3% | 34点 |
平成14年 | 169,657人 | 29,423人 | 17.3% | 36点 |
平成15年 | 169,625人 | 25,942人 | 15.3% | 35点 |
平成16年 | 173,457人 | 27,639人 | 15.9% | 32点 |
平成17年 | 181,873人 | 31,520人 | 17.3% | 33点 |
平成18年 | 193,658人 | 33,191人 | 17.1% | 34点 |
平成19年 | 209,684人 | 36,203人 | 17.3% | 35点 |
平成20年 | 209,415人 | 33,946人 | 16.2% | 33点 |
平成21年 | 195,515人 | 34,918人 | 17.9% | 33点 |
平成22年 | 186,542人 | 28,311人 | 15.2% | 36点 |
平成23年 | 188,572人 | 30,391人 | 16.1% | 36点 |
平成24年 | 191,169人 | 32,000人 | 16.7% | 33点 |
平成25年 | 186,304人 | 28,470人 | 15.3% | 33点 |
平成26年 | 192,029人 | 33,670人 | 17.5% | 32点 |
平成27年 | 194,926人 | 30,028人 | 15.4% | 31点 |
平成28年 | 198,463人 | 30,589人 | 15.4% | 35点 |
平成29年 | 209,354人 | 32,644人 | 15.6% | 35点 |
平成30年 | 213,993人 | 33,360人 | 15.6% | 37点 |
令和元年 | 220,797 人 | 37,481人 | 17.0% | 35点 |
令和2年 | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% | 10月実施 38点 12月実施 36点 |
令和3年 | 209749人 | 37,579 人 | 17.9% | 34点 |
宅建の合格点は以前までは30点前半代でしたが、直近では35点〜37点の間を推移するようになっています。
毎年宅建の合格点数が変わるのは宅建試験が合格率をベースにして合格点を決めているからです。つまり上位15〜17%の人たちが合格できるように合格点が設定されているんです。
宅建の分野別目標点数
では実際に宅建試験の分野別の目標点数について解説します。
今回は2つのパターンを用意しました。どちらも合計目標点数は37点です。
- バランスよく37点を取る目標点数
- 宅建業法逃げ切り型の目標点数
これらをそれぞれ1つずつ解説していきます。
バランスよく37点を取る目標点数
- 宅建業法:16点
- 権利関係:10点
- 法令上の制限:5点
- 税・その他:6点
これは4つの分野でバランスよく得点を重ねて37点を取る目標点数です。
一般的にはこの目標点数を元に勉強をスタートさせるのがおすすめです。私自身もこの目標点数を元に勉強をしていました。
宅建業法逃げ切り型の目標点数
- 宅建業法:19点
- 権利関係:7点
- 法令上の制限:5点
- 税・その他:6点
このパターンはとにかく宅建業法に力を入れて合格を目指す方法です。あまり勉強時間を確保できないけどなんとか宅建に合格したい!という人にはこのプランがおすすめです。
宅建業法は点を取りやすいのでほぼ満点を狙いにいきます。その代わりに一番時間のかかる難しい権利関係を半分正解できれば良いという風に設定しています。
宅建で合格点を取るための勉強法
こういった人もいるはずです。結論としては、通信講座を使うことを私はおすすめしています。
なぜなら通信講座を使えば無駄な労力を省くことができますし、何よりテキストの質が高いので市販の教材を使うよりも効率が良いです。
私自身も実際に宅建通信講座を使うことで2ヶ月で合格することができました。
通信講座は高いから使いたくない!という人にも、合格すれば全額受講料が返金される制度を用意しているものもあります。別の記事でその辺りは詳しく説明しているので最短で宅建に合格したい人は読んでみてください。
宅建の点数配分を理解してから勉強をスタートしよう
今回は宅建の分野別の点数配分と目標点数について解説してきました。
勉強をスタートさせる前に分野別の点数配分と目標点数を理解しておくことは非常に重要です。なぜなら設定した目標点数によって実際の勉強方法が変わってくるからです。
宅建業法で逃げ切るのであればそれだけ宅建業法の勉強時間のリソースを使う必要があります。
自分にはどの目標点数が向いているのか?を理解して宅建試験を効率的に攻略しましょう!
では最後まで読んでいただいてありがとうございました。