今回は、マンション管理士と宅建はどちらが難しい?2つの資格を比較というテーマで記事を書いていきます。
こういった方に向けてこの記事を書きました!
この記事を最後まで読んでもらえれば次のようなことがわかります。
- マンション管理士と宅建はどちらが難しい?
- マンション管理士と宅建の合格に必要な勉強時間の目安
- マンション管理士と宅建に同時合格は可能なのか?
マンション管理士と宅建はどちらが難しい?
マンション管理士と宅建士両者を比べるのであればマンション管理士の方が難しいです。
基本的に勉強時間が多ければ多いほど難易度の高い資格というイメージがあると思いますが、それプラス、合格率や試験の出題範囲を比較しても宅建よりマンション管理士の方が難易度が高いということが伺えます。
不動産鑑定士のように相当な難易度の試験ではないので、少し気合を入れて勉強に取り組めば十分取得可能な資格だと思います。
マンション管理士と宅建の合格に必要な勉強時間の目安
マンション管理士の合格に必要な勉強時間の目安は約500時間と言われています。
宅建に関してはこの記事を見ている方ならご存知の方もいると思いますが、合格に必要な勉強時間は約300時間と言われています。
マンション管理士と宅建の試験内容の違い
マンション管理士の試験内容
マンション管理士の試験内容は50点満点で4肢択一・マークシート方式で約7割以上の得点を取る必要があります。
科目 | 配点 |
法令 | 32点 |
管理実務・会計 | 15点 |
建築設備 | 3点 |
合格点に関しては35〜38点と宅建と同じくらいの点数ですが、1、2点高いと見ておくのが妥当でしょう。
宅建の試験内容
宅建では以下の4つの分野が出題されます。合計点数は50点になります。
科目 | 配点 |
宅建業法 | 20点 |
権利関係(民法) | 14点 |
法令上の制限 | 8点 |
税・その他 | 8点 |
合格点数は毎年変わるのですが、30点〜37点と幅が大きいですが近年高くなってきているのが現状です。
マンション管理士と宅建のダブル受験は?同時に合格することはできるのか?
ただ、ダブル受験はあまりお勧めはしません。
いくら出題範囲が被っているとはいえ、マンション管理士の合格率は10%を切っていますし、勉強時間にもすごい差があります。
なので、勉強が中途半端になり両方落とすという可能性もある以上、よほど自信のある方以外はどちらか一つに集中したほうが効率が良いです。
マンション管理士と宅建士の仕事内容の違いを比較
マンション管理士と宅建の仕事内容の違いについてそれぞれ解説していきます。
マンション管理士の仕事内容
マンション管理士の仕事内容は次のようなものがあります。
- コンサルティング業務
- 管理組合の会計管理
- 住民トラブルの解決
マンション管理士に関しては独占業務はありません。
基本的には、管理業務やコンサルティング、管理規約の作成など、その名の通り管理の仕事がメインになります。
宅建士の仕事内容
宅建士の仕事内容は主に次の3つです。
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書への記名・押印
- 契約書(37条書面)への記名・押印
もちろんこれ以外にも不動産の営業活動もありますが、上記の3つが宅建士にしかできない仕事内容になります。
マンション管理士と宅建の受験資格
マンション管理士も宅建士も受験資格はありません。なので誰でも受験することができますし、宅建に関しては小学生で合格した子やマンション管理士に至っては85歳で合格された方がいます。
違うとすれば受験料が違ったりするくらいで両者とも1万円も掛かりません。
マンション管理士と宅建士の受験スケジュール
宅建は毎年10月の第3日曜日が試験日になります。
一方でマンション管理士は毎年11月の最終日曜日が試験日になります。
マンション管理士と宅建でおすすめなのはどっち?
私がお勧めするのは宅建です。
なぜなら宅建は「入居前」の仕事で、マンション管理士は「入居後」の仕事になります。
なのでマンション管理士は専門性がありすぎて仕事の幅が狭くなるような気がします。
まずは不動産の入り口である 「入居前」の仕事の宅建を取得してからのマンション管理士の資格取得をお勧めします。
宅建の具体的な合格までのステップは別の記事でまとめているのでぜひそちらも参考にしてみてください。