今回は宅建とFPのダブルライセンスの相性、そして就職・転職状況、同時に取得するのが良いのか、また難易度等についてというテーマでお話します。
- 宅建とFPのどちらかの資格に挑戦しようと思っている
- 宅建とFPのダブルライセンスの相性はどうなんだろう?
- 宅建とFPにどうやったら合格できるのか知りたい
こういった疑問を今回は解決します!
この記事を読んでいただければ宅建とFPのダブルライセンスの相性について知ることができ、かつ合格するための方法まで知ることができます。
この記事を書いている私は宅建試験に2ヶ月で合格しているのである程度の信頼性は担保されるはずです。
今回の記事を参考にしていただいて宅建とFPのダブルライセンスを目指してみてください!
宅建とFPのダブルライセンスは相性が良いのか?
結論として宅建とFPのダブルライセンスは相性が良いです。
理由としては次の3つがあります。
- 税金相談やローンの借入などより詳しくアドバイスができるようになる
- 不動産投資のコンサルをすることができるようになる
- 宅建とFPは出題される分野が重なるので勉強しやすい
これらをそれぞれ深掘りしていきます。
税金相談やローンの借入などより詳しくアドバイスができるようになる
宅建が不動産のプロとしたら、FPはお金のプロです。
つまりこの2つの資格をダブルライセンスとして持っておくことで、不動産に関するお金のコンサルトをより詳しくアドバイスできるようになります。
具体的には不動産の税金についてやローンについてなどです。
宅建とFPの2つを持っておくことで『お金に詳しい不動産の人』というポジションを取ることができます。
不動産投資のコンサルをすることができるようになる
宅建とFPのダブルライセンスの相性が良い2つ目の理由としては不動産投資のコンサルをすることができるようになるという点です。
もちろんFPや宅建を持っていなくても不動産投資のコンサルはすることができるのですが、資格を持っている持っていないでは信頼性が違いますよね。
逆の立場になって考えてみると、何も資格を持っていない人よりも、しっかりと資格を持って説明している人の方がどうしても信頼感はあるはずです。
宅建とFPのダブルライセンスを持つことで、そういった目に見えない信頼性を最初から相手に与えることができます。
宅建とFPは出題される分野が重なるので勉強しやすい
宅建とFPのダブルライセンスの相性が良い3つ目の理由としては試験の出題分野が重なっているので勉強がしやすいという点です。
それぞれの資格の試験内容はこの後説明していきますが、FPでも宅建でも不動産に関する内容が出題されます。
これが試験内容が全く異なる試験であれば一からまた勉強しなければいけなくなるので、そうなるとどうしても時間がかかってしまいますね。
試験内容が似ているので勉強がしやすいというのも宅建とFPのダブルライセンスがおすすめの理由です。
宅建とFPのダブルライセンス保持者の就職・転職・副業の状況はどうなの?
就職
宅建だけでも持っているだけで重宝されますが、ダブルライセンス保持者だともっと就職に有利でしょう。
宅建は不動産会社、建築・建設会社、土木系の会社などにつきやすいですが、FPまで持っているとなると、銀行、保険会社など就職先の幅が広がります。
転職
転職に関しても就職とほぼ同じです。
ただ、宅建もFPも持っているとなると履歴書だけで良い印象を与えることができます。
それなりの意欲があり、努力ができる人と思われるのでダブルライセンスが全く活きない会社でも転職しやすいと思います。
副業
ダブルライセンスで副業は正直あまり聞きませんが、どちらかの資格を主軸に仕事をしながらもう片方の資格については記事の執筆やセミナー講師として働くことは可能です。
どちらかというとFPで副業を考えると思いますが、不動産等で宅建の資格を活かしながらFPの資格でコンサルをし、相談料をいただきながら稼ぐという方法もありますね。
宅建とFPの試験内容
では宅建とFPの試験内容をそれぞれ見ていきましょう。
宅建の試験内容
宅建試験では次の4つの分野が出題されます。
- 宅建業法
- 権利関係
- 法令上の制限
- 税・その他
宅建業法
不動産業を行う上で守らなければいけないのが宅建業法です。
宅建試験で一番配点が高く、かつ得点が取りやすい分野でもあります。
権利関係
不動産に関する法律の知識が出題されます。
宅建試験の中で一番難易度が高く、苦手意識を持っている受験生が多い分野でもあります。
法令上の制限
建築基準法や国土利用計画法など普段あまり聞きなれない法律から出題されます。
とはいえ暗記科目なので宅建業法ほど簡単ではありませんが、比較的得点は取りやすい分野ともいえます。
税・その他
不動産に関する税金や不動産鑑定評価基準、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)などの分野から出題されます。
不動産会社に勤務している方であれば免除を受けることができる分野でもあります。
FPの試験内容
FPは1~3級まであるのですが、今回はFP2級の試験内容を紹介します。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続
ライフプランニングと資金計画
次の4つの問題が主に出題されます。
- 各種係数を使った計算
- キャッシュフロー表の計算
- 個人バランスシートの計算
- 各種年金額の計算
リスク管理
生命保険と、それに関する税金がよく出題されます。
『各種保険金と給付金の計算』をよく勉強しておく必要があります。
金融資産運用
株式投資における各指標、外貨預金の計算、投資信託の計算などが出題されます。
FXや株などの勉強をしたことがある人なら取っつきやすい分野ではありますが、初めて勉強する人は中々覚えにくい分野だともいえます。
タックスプランニング
税金の計算方法が主に出題されます。
所得税や各所得の計算、課税標準の計算など税金の知識プラスで計算式なども覚えないといけないので苦手意識を持っている受験生が多い分野です。
不動産
不動産の取引や不動産の税金など不動産に関わる知識が全般的に出題されます。
宅建を持っている方であれば範囲が重なっているところも多いのでかなり得点が取りやすい分野だと思います。
相続
法定相続分の計算、相続税の計算が主に出題されます。
相続に関する知識は実生活でも役に立つので勉強しておいて損はありません。
宅建とFP(1級・2級)の難易度
結論としてはFP2級までなら宅建の方が難易度は高いです。FP1級となるとかなり難易度も上がってくるので宅建よりも難しくなります。
以下はそれぞれの試験の合格率と勉強時間の目安の表です。
資格 | 合格率 | 勉強時間 |
---|---|---|
宅建 | 約15% | 200~400時間 |
FP1級 | 5~17% | 500~600時間 |
FP2級 | 30~40% | 150~300時間 |
FP3級 | 70~80% | 30~120時間 |
宅建とFP独立に向いている資格はどっち?
どちらの資格も独立をすることができますが、しやすさで言うなら宅建です。
なぜなら宅建は資格さえ持っておけばあとは資金を用意すればそれだけで不動産会社が作れてしまうからです。
とはいえ独立はしやすいですが、事業として成功しやすいかはまた別の話になります。
宅建とFPならどっちを先に取得するべきか?
宅建とFPのダブルライセンスを目指しているのであればFPから取得するべきです。
なぜならFPの方が試験の難易度も低く、勉強時間も抑えて合格することができるからです。まずはFPをとって自信をつけてから宅建を目指すのが良いでしょう。
またFPと宅建は試験内容が重なる部分もあるのでFPを受験しておくことで、宅建の勉強もスムーズに始めやすくなるはずです。
宅建とFPを同時に受験するのはアリか?
宅建とFPを同じタイミングで受験するのはあまりおすすめではありません。
なぜなら2つの試験勉強に力が分散してしまうので、最悪の場合どちらの試験にも落ちてしまうという可能性もあるからです。
それならばどちらかの試験に一点集中で絞って合格して、それからもう一つの試験に挑んだ方が結果的に効率がよくどちらの資格もダブルライセンスで取得できると私は思います。
宅建とFPに合格するための方法
結論としては通信講座を使うのが最短で試験に合格するための方法です。
とはいえすみません、私はFPの資格は持っていないのであくまでも宅建に関しては言い切ることができます。ただもし私がこれからFPに挑戦するなら通信講座を使うはずです。
なぜなら通信講座は効率よく勉強をすることができ、無駄な努力を省くことができるからです。宅建に2ヶ月の短期間で合格することができたのも通信講座を使ったからです。
通信講座を使った方が効率よく合格できると言うのは宅建でもFPでも変わらないはずです。
宅建とFPはダブルライセンスの相性が良し
今回は宅建とFPのダブルライセンスの相性、そして就職・転職状況、同時に取得するのが良いのか、また難易度等についてというテーマでお話してきました。
結論としては宅建とFPのダブルライセンスの相性は良いです。
なのでどちらかの資格を持っている方、もしくはこれから取ろうとしている方はダブルライセンスも視野に入れてみてはどうでしょうか。
では最後まで読んでいただいてありがとうございました。