宅建試験では、4択の中から正解を選ぶ形式ですが、全ての選択肢をじっくり読んでいたら時間が足りなくなることも。

特に迷いやすい問題で、どれも正解に見える…そんな経験ありませんか?実は、ある程度「正解ではない選択肢」を瞬時に見抜くコツがあります。

本記事では、宅建試験の選択肢を一瞬で削って正解を絞り込むテクニックを、具体例とともに解説。

得点力アップはもちろん、時間の節約にもつながる“選択肢カット”の裏ワザを、宅建受験生向けにわかりやすく紹介します。

宅建試験の4択問題で選択肢を一瞬で絞れる裏技とは!?

宅建試験の4択問題で選択肢を一瞬で絞れる裏技

  1. 間違っている箇所を見つけることに力を注ぐ
  2. 必ず~しなければならないというのは誤りの可能性大 
  3. 常に~であるも誤りの選択肢! 

これらをそれぞれ1つずつ深堀して解説していきます。

間違っている箇所を見つけることに力を注ぐ

宅建試験の4択問題では、「正しい選択肢を探す」のではなく、「誤っている選択肢を見つける」ことに注力するのが効率的です。

なぜなら、1つでも誤りを見つけられれば、その選択肢は即座に除外でき、残りの選択肢に集中できるからです。

特に宅建試験では、正解は1つしかありません。

つまり、間違っている3つを見つければ、必然的に残った1つが正解だとわかります。

この「消去法」を習慣づけることで、時間短縮にもつながり、得点力も向上します。

過去問を繰り返し解いていくうちに、誤った選択肢のパターンが見えてくるようになります。

数をこなすことで、判断スピードが確実に上がります。

必ず~しなければならないというのは誤りの可能性大

宅建試験に限らず、多くの試験に共通する注意点として、「必ず〜しなければならない」などの断定的な表現には注意が必要です。

このような言い回しは、誤りである可能性が非常に高い傾向にあります。

なぜなら、法律や制度には例外がつきものだからです。

例外を無視した絶対的な表現は、正確ではないことが多いのです。

「必ず」「絶対に」「すべて」といったキーワードが含まれている選択肢を見かけたら、まずは疑ってかかりましょう。

このポイントを意識しておくだけでも、誤った選択肢を素早く見抜き、時間短縮につなげることができます。

例えば平成25年の過去問題でもこのような形式で問題が出題されています。

3.男は18歳に、女は16歳になれば婚姻することができるが、父母双方がいる場合には、必ず父母双方の同意が必要である。

ここでも必ずという言葉が使われていますね。

この文字を見つけた瞬間にこの問題は間違っていると判断してもいいくらいです。

なぜなら物事には必ず例外が存在するからです。

常に~であるも誤りの選択肢!

「必ず~」と同様に、宅建試験の選択肢で見かけたら注意すべき表現があります。

それが「常に~である」という断定的な言い回しです。

「常に」は言い換えれば「絶対に」と同じ意味を持ち、例外の存在を認めていない表現です。

しかし、法律や制度には例外がつきもの。

絶対的な表現が正解になることは非常に少ないです。

選択肢の中に「常に」「必ず」といった語句を見つけたら、その時点で誤りの可能性を疑いましょう。

このような言葉の特徴を知っておくだけでも、誤った選択肢を素早く見抜く力が身につきます。

そのためこの語句が使われていたらその時点でその選択肢を除くことができます。

例えば平成25年に出題された問題をみてみましょう。

(2)市街化調整区域において行う開発行為で、その規模が300㎡であるものについては、常に開発許可は不要である。

このように常に~という語句を見つけた瞬間ラッキーだと思えますね!

選択肢の「クセ」を見抜けば得点力

宅建試験では、正解を探すのではなく、誤りを見抜く視点が重要です。

「必ず」「常に」などの断定的な表現は、間違いの可能性が高いので要注意。

こうしたワードを見つけた瞬間に選択肢を除外できれば、判断のスピードが上がり、時間配分にも余裕が生まれます。

選択肢の特徴を知ることは、効率よく得点するための強力な武器になります。